大学進学の不安
トルーパー501です。
今回は大学進学について。
現代は、高校卒業後の大学進学率が50%を越える時代。大卒が当たり前のような時代です。
大学でてないと、まともな仕事はないよ。今時大卒が当たり前だよ。そう思っている人もいるでしょう。
また、実際にそう言われて、大学に進学しようとする人もいるでしょう。
果たして本当に、大学を卒業しないとまともな仕事はないのでしょうか。
違うと思います。
なぜなら、大学を卒業しても、就職できないひとはいるからです。就職できても、ブラック企業だった人もいるからです。
大卒だからと言って、まともな仕事にありつける訳でもないのです。
経済の原則で言えば、国が発展すると高度なスキルが仕事に求められ、大学進学率が上がります。これは普通の事です。でも、社会で求められるスキルに大学の教育が追い付かないと、こんな風に、大学出てるのにまともな仕事がない、ということになるのです。
大卒ですらまともな仕事はないよ、とも言えます。
逆に、大学に行かなくても、専門学校でしっかり勉強すれば、いい仕事にありつけます。
例えば、簿記の専門学校をでて、公認会計士になるひともいます。
公認会計士は、非常に給料のいい仕事です。年収三千万に達する人もいます。
じゃあ専門学校行こう。それでは余りに単純です。
実は、先程の公認会計士。アメリカでは人工知能が代替しつつあります。膨大な計算をコンピューターが行うのです。当然、ミスは人間より少なく、費用は人件費より安いです。そのため、アメリカでは、会計士になっても、仕事がない人もいます。
この動きが日本に来たらどうでしょう。せっかく簿記の専門学校で一生懸命勉強したのに、仕事がないのです。専門学校ですから、大学のように就職先は広くありません。業界は限られています。
なんだか、やっぱり大学にいったほうがいい気がしますね。
でも、先程の通り、大学を出ても、まともな就職ができるとも限らないのです。
このブログで何度も書いているように、人工知能によって人の仕事は奪われます。そして、就職できるひとはごくわずかになります。
せっかく高いお金を出して卒業したのに、就職できないとなると凄く損です。
ではどうすればいいのでしょう。
自分で必要なスキルを磨く。これが一番だと思います。
今なら、英語とかプログラミングが必要なスキルと言われています(これも近いうちに人工知能ができるようになるという考えもありますが)。
そのスキルを自分で磨くのです。大学や専門学校で充分に教えられないなら、自分でどうにかするしかありません。
今なら、ネットで有名大学の授業をみることもできますし、本で高度なレベルの勉強もできます。
大学や専門学校に高いお金を払っていくより、そういうもので勉強するほうが、よほど安上がりです。
学歴や資格でなく、人工知能に負けないよう自分で勉強する。そんな時代になりつつあるように思えるのです。