人工知能に対する油断の不安
トルーパー501です。
今回は、人工知能について。
人工知能が人類の仕事を奪う。いつか人類より賢くなって支配する。そんなことがよく言われます。
主にこれを言っている方に、宇宙物理学者のホーキング氏がいます。
彼は宇宙物理学の天才です。宇宙物理に詳しくない方でも名前だけは知っているという方もおられるでしょう。
そんな賢い方に、人工知能は人類を支配する、と言われたら信じてしまいます。当然です。
しかし、彼は人工知能の専門家でしょうか。違います。
そこで、専門家の方の本を読んでみました。
そこには、人工知能が人類を支配する事を心配するのは、火星の人口超過を今心配するようなものだ、とありました。
つまり、今、人工知能が人類を越えることを考えるのは、全くの無駄ということです。少なくとも今後数十年は掛かると書かれていました。
また、ロボットが人間の動きを真似できるようになるのも同じような書かれ方でした。
理髪師や医師の仕事が奪われるという人もいるが、その動きを真似するロボットは、今から少なくとも数十年掛けないと開発できないらしいです。
これまでの記事で、人間の動きを真似するロボットができたら本当に仕事がなくなる、と書いてきました。
申し訳ございません。それは間違いでした。
それができるのは少なくとも数十年後。もしかしたら、今いる人々は皆死んでいるかもしれません。そうならば、心配するだけ無駄です。
ここまでだと、人間の仕事は奪われないのではないか、そう思えてきます。
違います。
先述のような複雑な動きを必要とされる仕事は、奪われないでしょう。つまり、理髪、手術、工芸職人などです。
しかし、あるパターンを見つけたり、パターン化されるような仕事は奪われる可能性が高いです。
医師の診断や会社経理、人事はこれに当たります。
医師の診断は、患者の症状から予測される病気を言い当てます。つまり、様々な症状の中から当てはまる病気のパターンを見つけるのです。
また、経理は、法律で定められたルールに従い計算するのでパターン化されていると言えます。
人事は、優れた人材に共通するパターンを見つけ出し、当てはまる人を選びます。
実際に、アメリカでは、人工知能に患者のカルテを与えたところ、その人の病歴と、これから発症するであろう病気を言い当てました。精度はかなり高かったようです。そしてそのなかには、医師の診断に反しており、かつ正しかったものもあったようです。
詳しくは、ネットで調べてみてください。
このように、人工知能は、パターンに関しては、既に人間を上回りつつあります。
そして、それらを用いる仕事は、主に文系の人の仕事です。
つまり、本当に危ないのは、文系の人々ということです。
あなたはどうしますか。