サイボーグ化の不安

トルーパー501です。
今回はサイボーグ化について。

人工知能が、人類を越える知能を持つようになる恐れがあることは、最近よくメディアで取り上げられています。

そして、その対策として、人間の脳や体を機械化して、人工知能に負けないようにする案があります。

人間の脳に、常にネットと通信可能な機械を入れることで、記憶や検索機能を向上させ、人工知能をも上回ろうとする。

また、手足などの体の一部を機械化し、生身を遥かに越える身体能力を得て、人工知能やロボットにも真似できないようにする。

このような案です。

SF映画のように思われますが、技術的には難しくないので、やろうと思えばできるらしいです。

しかし、ここで問題が生じます。それは、誰もがサイボーグ化できる訳ではないということです。

サイボーグ化をしようと思えば、サイボーグに使う機械、技術、医者など、多くのお金が掛かります。

特に、サイボーグ化がまだ普及していない初めの頃なら、金額は莫大なものでしょう。

そんなお金を払えるのは、お金持ちだけです。

普通以下の収入の人には無理です。

すると、お金持ちだけがサイボーグ化によって、人工知能を上回る、もしくは同等の能力を得ます。

いずれにせよ、人間を遥かに上回る記憶力と思考、身体能力が得られるのは確かです。

そのため、お金持ちは人工知能に負けない仕事と収入を得られますが、普通の人々はそれができず、格差が生まれます。

今以上の、金による格差。金がその後の人生の全てを決めてしまう。

また、サイボーグ化というのは、人間の能力を向上させる以外にも、人工知能と通信して互いに提案して新たな発送を生み出すなど、人工知能と共存する力を得られる可能性も持っています。

サイボーグ化すれば、人工知能を越えるか共存できるが、できなければ全てを人工知能に奪われる。

そんな時代になるかもしれません。サイボーグと人工知能に支配される世界。

私には金がないので、確実に支配される側でしょう。