文系就職の不安
トルーパー501です。
今回は、文系の就職について。
前回、本当に人工知能に代替されそうなのは、文系の仕事とかきました。
具体的な例でいうと、経理、総務、人事、営業などです。
理由は、人工知能はパターン認識においては、既に人間を遥かに上回っているからです。
ここでいうパターン認識とは、共通点を見つけることを指します。
人事なら優秀な人の共通点、経理なら過去のデータの共通点から数字の関係、総務なら過去のデータから各事業の関係、営業なら過去のデータから買ってくれる相手の共通点などを明らかにします。
これらは、今までなら経験や思考で人間が行っていました。
しかし、仕事のコンピューター化によって、あらゆる仕事がデータとして残り、ビッグデータとなったため、人工知能がそれを解析することで、人間を遥かに上回る仕事ができるようになりました。
人が働くのはせいぜい40年ぐらいですが、人工知能なら、メンテナンスと更新さえすればほぼ永遠に働けます。永遠でなくても、人間より遥かに長く働けるのは明らかです。
経営者の立場から見れば、人工知能の方がいいです。
お金のある企業なら、我先にと人工知能を導入し、業務の効率化と人件費の削減を図るでしょう。
そもそも文系職は、大量の人間で業務を行う労働集約的な仕事なので、人件費が高いのです。そのため、人工知能を導入するのは、大きなメリットとなります。
もし、あなたが文系ならば、就職するのは、人工知能を導入するお金のない中小零細か、単純労働させられる非正規などでしょう。
残念ながら、そういう世の中になりつつあります。
自動運転の不安
トルーパー501です。
今回は自動運転について。
今、自動運転技術はかなり注目されています。
たとえば、タクシーや社用車に搭載されれば、移動時間を別のことに利用できるので、生産性が向上するなどと言われています。
しかし、導入にはもう少し時間が掛かりそうです。
2016年に、自動運転車の事故があったのをご存知ですか。
アメリカのハイウェイで実験していたところ、対向車線から左折してくる大型トレーラーに突っ込み、運転手が死亡するという大事故でした。
事故後の現場検証では、自動運転は機能していたにも関わらず、ブレーキがかからなかったということがわかりました。
また、運転手が、自動運転はあくまで補助的なもので、いざというときは人間が対処するという忠告を無視し、手放ししていたことが主な原因と結論付けられました。
一つ注意していただきたいのが、自動運転とブレーキは別物という点です。
この事故により、自動運転を開発していた大手企業は、その方針や発売を大きく見直しました。
この方針というのは、人間を制御に携わらせるか、ということです。
上記のように、人間は案外危険です。自動運転を過信し、ハンドルを握らないことがあるのです。
また、自動運転は、主に機械が行うが、いざというときは人間に運転させるという曖昧さも問題となりました。運転手が、今どちらが運転しているか分からなくなるからです。
その結果、多くの企業は、人を制御に組み込まない、ヒューマンアウトオブループという考えに移行しました。
これは、機械に全て委ねるということです。
そのため、機械に過剰なまでの安全策を学ばせます。
青信号でも対向車がなくなるまで進まない。なにがなんでも法廷速度を守るなど、利便性とは程遠いものです。
このように、自動運転はまだまだ課題が多く、2020年よりも後にようやく導入されそうです。
つまり、日本の主力産業である自動車産業が利益をあげるのはまだもう少し後ということです。
税収は上がりません。嫌ですね。
人工知能に対する油断の不安
トルーパー501です。
今回は、人工知能について。
人工知能が人類の仕事を奪う。いつか人類より賢くなって支配する。そんなことがよく言われます。
主にこれを言っている方に、宇宙物理学者のホーキング氏がいます。
彼は宇宙物理学の天才です。宇宙物理に詳しくない方でも名前だけは知っているという方もおられるでしょう。
そんな賢い方に、人工知能は人類を支配する、と言われたら信じてしまいます。当然です。
しかし、彼は人工知能の専門家でしょうか。違います。
そこで、専門家の方の本を読んでみました。
そこには、人工知能が人類を支配する事を心配するのは、火星の人口超過を今心配するようなものだ、とありました。
つまり、今、人工知能が人類を越えることを考えるのは、全くの無駄ということです。少なくとも今後数十年は掛かると書かれていました。
また、ロボットが人間の動きを真似できるようになるのも同じような書かれ方でした。
理髪師や医師の仕事が奪われるという人もいるが、その動きを真似するロボットは、今から少なくとも数十年掛けないと開発できないらしいです。
これまでの記事で、人間の動きを真似するロボットができたら本当に仕事がなくなる、と書いてきました。
申し訳ございません。それは間違いでした。
それができるのは少なくとも数十年後。もしかしたら、今いる人々は皆死んでいるかもしれません。そうならば、心配するだけ無駄です。
ここまでだと、人間の仕事は奪われないのではないか、そう思えてきます。
違います。
先述のような複雑な動きを必要とされる仕事は、奪われないでしょう。つまり、理髪、手術、工芸職人などです。
しかし、あるパターンを見つけたり、パターン化されるような仕事は奪われる可能性が高いです。
医師の診断や会社経理、人事はこれに当たります。
医師の診断は、患者の症状から予測される病気を言い当てます。つまり、様々な症状の中から当てはまる病気のパターンを見つけるのです。
また、経理は、法律で定められたルールに従い計算するのでパターン化されていると言えます。
人事は、優れた人材に共通するパターンを見つけ出し、当てはまる人を選びます。
実際に、アメリカでは、人工知能に患者のカルテを与えたところ、その人の病歴と、これから発症するであろう病気を言い当てました。精度はかなり高かったようです。そしてそのなかには、医師の診断に反しており、かつ正しかったものもあったようです。
詳しくは、ネットで調べてみてください。
このように、人工知能は、パターンに関しては、既に人間を上回りつつあります。
そして、それらを用いる仕事は、主に文系の人の仕事です。
つまり、本当に危ないのは、文系の人々ということです。
あなたはどうしますか。
人工知能が理解できなくなる不安
トルーパー501です。
今回は人工知能の思考回路について。
既に様々な分野で実用化されている人工知能。
便利な反面、恐ろしい一面もあります。
それは、思考した結果しか示してくれないという点です。
例えば、人工知能に新商品の開発を任せたとします。するとその発想は画期的で、誰にも思い付けないものでした。
そして、その新商品はたちまち大ヒットし、その企業に莫大な利益をもたらしました。
しかし、人工知能がなぜそんな商品を思い付いたのか、なぜ売れると判断したのかは、読み取れません。
これは、読み手が専門家であるかに関わらずです。
人工知能を作るのはプログラマなどの専門家ですが、実際に運用されたときに考えるのは人工知能自信です。
人工知能は膨大なデータから新たな発想を産み出します。それは人間には理解できないものです。
今まで人間が気づかなかった所にも注目して考えます。そして、それを基に、更に新たな発想をします。
人工知能が人間に作られたものであれ、その思考回路は複雑で深いものです。作った人でさえ、実際のデータを使った思考回路は理解できません。
実際に、医療の現場ではこういったことが起きているらしいです。
人工知能に患者のカルテを与えると、勝手に病歴をピタリと言い当てたり、症状から医師の予想を上回る病気を宣告し、当たっていたこともあります。
このような人工知能が社会に浸透すれば、社会の全てが人間には理解できないものになります。
そんな社会で生きるのは不安ではありませんか。誰も理解できない、説明もしてくれないものに支配された社会。そんな所に人間の居場所はあるのでしょうか。
奨学金返済に助けのない不安
トルーパー501です。
今回は奨学金返済について。
以前、別の記事でも少し書きましたが、今奨学金制度は見直されつつあります。
給付型を拡充し、貸与制度に苦しめられる人を少しでも減らそうとしています。
しかし、これはあくまでこれから借りる人への対応。
今現在返済に苦しめられている人に対する救済措置はありません。
そして、それらが設けられる見込みもありません。
今、政府や世間の関心は、これから借りる人をいかに減らすかであり、すでに借りた人へは見向きもしません。
そして、その貸し手である日本学生支援機構は、返済に困っている人にも容赦なく返済を迫ります。
怪我や病気で働けなくても払えと言います。医師の診断書も信用しません。
機構側にも医師がおり、その医師が、少しでも回復の見込みありと判断すれば、返済を迫ります。
免除は、申請すら難しいです。猶予はホームページから申請書類をダウンロードできるので、承認されづらいにしろ、申請はできます。
しかし、免除に至っては、ホームページのどこにも申請書がなく、申請できないようになっています。
免除を申請するには、猶予を少なくとも三回は申請し、認められた上でようやく申請書が送られてきます。完全に機構側に有利な仕組みです。
また、延滞した場合も悲惨です。延滞が一定期間続くと、機構から一括での請求が来ます。
一ヶ月の返済すらままならない人に、元金も利息も延滞料も一括で払えるはずがありません。
そして、勿論、猶予は通り辛いです。
また、延滞したあとに返済しても、延滞料、利息、元金の順で返済されるので、いくら払っても中々元金は減りません。そのため、利息は膨らむばかりです。
このように、かなり深刻な問題となっていますが、ほとんど誰も見向きもしていないのが現状です。
この仕組みはいつまで続くのでしょうね。
人工知能が仕事を変えてしまう不安
トルーパー501です。
今回は、人工知能が仕事を変えることについて。
これまで、人工知能は仕事を奪うと書いてきました。
実は、この考え方と似た考え方に、人工知能は仕事を変える、という考えがあります。
それは、人工知能は仕事の内容を変えるだけで、失業する人は余りいない、という考えです。
例えば、人工知能による自動運転が可能になれば、タクシードライバーという仕事は、運転手としての仕事ではなく、乗客に目的地の面白い情報を与えたり、世間話をしたりするというような仕事になる、ということです。
すると、これまで書いていたような、失業するドライバーは発生せず、その仕事の内容が変わるだけで済みます。
この考え方によると、人工知能は人類の仕事の半分以上を奪うという考えは、このような、仕事の内容が変わるものも含んでおり、実際に完全に失われるのは全体の9%にすぎないらしいです。
もし仮にそうだったとしたら、収入源を失う人は、これまでの考え方に比べて大幅に減ることになります。
そうなれば、世界的な格差の拡大は発生しづらいと考えられます。
しかし忘れてはならないのは、9%の仕事はなくなるということです。
そのなかに自分の行っている仕事や、なろうとしている仕事があったとしたらゾッとします。
特に、文系の大卒が就職するような、人事や総合職、経理だった場合、失業者や就活で失敗する人は沢山出ます。
やはり、人工知能は、人類にとって脅威でもあるのです。
ブレインマシンインターフェースの不安
トルーパー501です。
今回はブレインマシンインターフェース(BMI)について。
これは、脳波を外部に出力したり、外部から脳にデータを送信する機械です。
既にゲームや車椅子などに使われています。
なぜ、この話をするかというと、サイボーグ化の第一歩だからです。
脳を常にネットと接続させることで、より効率的な動きや方法をダウンロードすることができるので、非常に有益なものです。
最初は外付けの物でしょうが、その後脳内に手術で取り付ける物になるでしょう。
最近少しずつ普及しています。その原因は、小型化と価格の低下です。
さらに進めば、脳内につけられそうですね。
ところで、このBMI、あなたは脳内に付けようと思いますか。
自分の脳に直接とりつけ、常にネットと繋がっている。
まるで、いつも誰かと話しているかのよう。気味が悪くないですか。
自分の意識に誰かが常に入り込んでくる。
一人にはなれない。ずっと誰かと一緒にいなければならない。一人が好きな人には苦痛です。
また、そのBMIを誰が管理するのかという問題もあります。
常にネットに繋がっている以上、ハッキングや不正アクセスの問題はあります。
そのセキュリティを誰が担うのでしょう。国でしょうか、会社でしょうか。
その管理を担うものは、支配者になってしまわないでしょうか。皆が何を見ているか、どう繋がっているかがいつも分かる。プライベートも仕事も。
恐ろしくありませんか。
自分という、完全に独立した意識が存在せず、常に周りからの情報が入り込んでくる。そこに、あなたという個人が存在していると言えるでしょうか。