生まれた家庭の不安
トルーパー501です。
今回は、生まれた家庭について。
格差社会と言われる現在、家計の所得が子供の将来に影響することはよく指摘されます。
高所得の家庭に生まれた子供は高所得に、低所得の家庭の子供は低所得になるという指摘です。
原因は、高所得の家庭は、子供の小さいうちから習い事や塾にいかせ、その結果、スポーツ推薦や塾で得た学力などでいい大学に行かせることができるという点です。
無論、低所得家庭はその逆で、子供を学校に行かせるのか精一杯で、大学進学は断念するか、奨学金を用いることをせまられます。その大学も、塾に行っていた子供たちに学力で差をつけられているので、自分で相当勉強しなければ、いい大学には行けません。
いい大学に行けば、給料のいい大企業やいいところに就職できる可能性は高くなります。
その結果、上記のような格差が生まれるのです。
ここで、もっとひどい場合を考えてみましょう。
母子家庭や施設で育ち、高校進学も危ぶまれる子供です。
こういった子供達は、中卒で就職することになるので、縁があれば親戚の会社に就職するか、どこかの気前のいい企業に就職します。しかし、それができなければ、フリーターや派遣労働に従事することになります。
勿論、収入は低いです。
低所得の人がこれからどうかるかは、別の記事で書きました。
ですので、ここからは、あくまで将来のことです、今の話ではありません。
これからは社会保障やサービスが少なくなるので、自殺を迫られたり、非常に質素な生活となります。日々の生活にも困るかもしれません。
今の時代はまだましですが、これからは経済が縮小し、日本という社会に、ものが少なくなります。あったとしても、非常に高価で貴重なはずです。
そうなると、犯罪に走ることもあるでしょう。犯罪を犯してしまう人と所得には大きな関係があり、低所得なほど犯罪を犯してしまい易いというデータもあります。
考えられる犯罪として、食べ物を得るために万引きや窃盗があります。もっと悪いものなら、殺人を犯して食べ物や日用品を手にいれたり、住む場所を取り合って殺し合うことも考えられるのです。
そうなると、刑務所へ入れられます。そこで何年か過ごして出所します。しかし、考えてみてください。出所しても、残っているのは犯罪歴のみ。逮捕前よりも就職は難しくなります。フリーターすら厳しいです。
するとどうするでしょう。また犯罪を犯してものをてにいれます。そして逮捕されます。
これを繰り返していけば、反省の意思なしとみなされ、刑期が延びたり、最悪終身刑かもしれません。
すると、社会から犯罪者が消えることになります。壁の向こうに集められるのですから。
また、一度逮捕を運よく免れても、いつかは捕まりますし、かといって犯罪を犯さないでいれば何もてに入れられず、野垂れ死にます。
このように、将来的には、社会から低所得の人が消えていくのです。
これからの社会の恐ろしい所はこういう所で、なにもしなくても、問題となる人が消えていくのです。
もし、あなたが社会のシステムを管理する立場なら、税収が少ない時代にわざわざ金をかけて弱者を助けますか。それよりも、お金をかけずに放置して、自然消滅を待ちませんか。これからそんな時代になりそうなのです。