精神疾患の不安
トルーパー501です。
今回は、精神疾患について。
このさき、生き甲斐をなくしてうつ病になるひとが増えるというのは、以前書きました。
では、そこから少し進んで、精神疾患になったときに助けてくれるひとがいるか、考えてみましょう。
今では、カウンセラーや病院の先生によってサポートを受けたりできます。親しい人に救われている人もいるでしょう。
しかし、これからは、患者がもっと増えるのです。手に終えないほどに。
カウンセラーや先生は対処できるでしょうか。親しい人は皆優しくサポートしてくれるでしょうか。
特に、夫婦や親子関係は様変わりするでしょう。
今では、精神疾患を患っても、仕事ができる程度に回復し、本人に働く意志があれば、精神障がい者として雇用され、低い賃金ではありますが、働くことはできます。アルバイトのような単純作業ですが。
そのため、家族の人も、頑張って働いているのだなと優しくしてくれます。
しかし、これから先はどうでしょう。
人工知能によって単純作業は奪われます。在庫管理も、人事や経理も奪われます。
何が残るでしょう。精神疾患を患っていてもできる仕事が残るでしょうか。
社会的弱者を守るのは社会の基本だから大丈夫、と考える人もいるでしょう。しかし、今でさえ、生活保護や年金を出し渋るような社会がそれをするでしょうか。税収が減り、歳出が増えるこのさき、切り捨てられる可能性は高いです。
あなたならどうしますか。自分のパートナーが、精神疾患で家にいる。一日中暗い感じで家にいる。薬をもらい、働きもせず。これが夫ならどうでしょう。いまだ、男は働くものと思われるのに、優しくされるでしょうか。
精神疾患という、完全な社会的弱者でもサポートされない、そんな時代になりそうです。